市民のみんなで歌った「MIRAI」

つくばみらいの市民が、どんな思いで今日を生きているのか。

それを込めてできたのが、この『MIRAI』という歌です。

つくばみらいを愛する200人と8匹で、あなたに向けて歌います。

『MIRAI』 作詞・作曲:三船 雅也(ROTH BART BARON)

ねぇ 僕らがそらに 放った歌は

いつか いつか

遠い 未来の 名前も知らない

あなたに 届くの?

まだ 見たことのない 場所へ連れて行ってよ

誰も 歌ったことのない 歌を ここで歌うよ

ねぇ 僕らがつけた 足跡たちは

重なり 重なり

遠い 未来の 名前も知らない

あなたが 歩むの?

いくつもの大陸を 彷徨って 彷徨い続けて

種を蒔いていたんだ 頼まれてもいないのに!

ねぇ 僕らがそらに 放った歌は

いつか いつか

遠い 未来の 名前も知らない あなたが 歌ってよ


メイキング・オブ「MIRAI」

『MIRAI』を観に行こう

2022年、春。 ROTH BART BARONが作曲し、伊奈高校吹奏楽部と共につくり上げた『MIRAI』という楽曲。 1年が経ち、『MIRAI』はROTH BART BARONのライブツアーの最後を飾る曲となりました。 果たして、自分たちの関わった曲を生で聴いた時、高校生たちの心にはどんな感情が沸き起こるのか。

街の音楽を作る、これは僕の人生で初めてのことでした。

しかしふと考えてみると、いつも僕は現実に生きる人々から、暮らしから何かを受け取り、まだ見たことのない想像のこれから生きるであろう架空の街の音楽をいつも作り続けていました。

つくばみらい市のオファーをいただいたとき、僕はどのような音楽がこの街で鳴っていればいいんだろうか考えていました、そして僕たちを取り巻くこの”暮らし”って何なんだろうかってぐるぐる考えました。

何かこの街で流れる音楽には、学校で教えられる音楽とは全然違う、もっと自由で体全身いっぱいに使って、震えるような、血がどくどく波打つような力強い歌が欲しいと思いました。


街に足りないのは歌なんだと思います


遠い過去から民族は大移動を続けて暮らしを作り、あるものは定住し、またあるものは渡鳥のように流れてゆく。


僕が生きる今ではどこを歩いても大体の場所に人間は存在し、暮らしが存在します、

何気なく踏み込んだどこかの街が誰かの故郷であり、帰る場所です。


どこに暮らしていたっていいんです。

そこで、ここで生きることを選んだ人たちの歌

それを僕はもっとたくさん歌っていたいし、聞いていたいのです。

この歌をつくばみらい市の皆さんと一緒に作れたことを本当にうれしく思います。みんなのエナジーが、喜びが、音がたくさん封じ込められた唯一無二の歌です。いつかこの音楽を目一杯大きな音で街のみんなと演奏できるミライを想像しながら。


2022年 4月 三船雅也

三船雅也プロフィール

音楽家・写真家 

2008年にインディー・ロック・バンド “ROTH BART BARON”(ロットバルトバロン)を結成。

バンドの最新アルバムは、2021年12月1日にリリースされた6th Album『無限のHAKU』。これまでに4枚のEP、6枚のオリジナルアルバムを発表。フジロックやサマーソニック、ライジングサン、ビッグマウンテン(タイ)、PLAYTIME FESTIVAL(モンゴル)などアジアの大型フェスにも出演している。

4thアルバム『けものたちの名前』は、アジアン・カンフー・ジェネレーション・後藤正文が設立した<Apple Vinegar Music Award>で大賞を受賞。5thアルバム『極彩色の祝祭』収録のリード曲「極彩|IGL(S)」は、テレビ朝日系「関ジャム∞完全燃Show」番組内にて音楽プロデューサー・蔦谷好位置の年間1位に選出。昨年はポカリスエットCMがきっかけとなったアイナ・ジ・エンドとの2人組アーティストA_oによる「BLUE SOULS」が話題に

rothbartbaron.com

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